設立趣意

◎ 3.11肖像写真プロジェクトの活動
被災された方々の、未来に向かう笑顔のために、肖像写真をお撮りする活動を行っています。

◎ 活動の目的
肖像写真を撮影することで、被災された方々の気持ちがリセットされ、今までとは違った気持ちで明日への一歩を踏み出していただけるようにすることを目的とします。

◎ 活動がもたらす効能
本プロジェクトにおいては、撮る側と撮られる側との間に利害関係はなく、人として純粋な気持ちで相対する事が出来るため、繋がりやコミュニケーションが強調され、良い意味での関係性を構築できると感じています。その結果、被災された方々の心の重荷は一時除かれ、撮られる行為に没頭していただけます。すると撮影やメイクアップという非日常的効果と相まって「楽しい」という思いが確実に残ります。またその思いは、写真の出来上がりを「待つ楽しみ」に繋がっていきます。
更には撮る側の人間も、被災された方々のその「楽しもう」とする気持ちに感化され、逆に元気や勇気をもらっているのです。こうした現場での実際のやり取りから、「楽しい」を共有することで、お互いにとってのセラピー効果が期待できるのではと考えています。

◎ 活動の内容
1:震災で写真・アルバム等を失った方々に、新たな写真を撮影しお渡しします。
2:「撮影セット」を組み、一定のルールの下、同一条件下で撮影する事により、被災された方々の想いや気持ちが明確に表現されることを目指しています。
3:後年に写真展を開催し、今回の大震災を風化させない活動を行います。
4:社会の中での写真のチカラの再確認・再評価を示します。

◎ 活動の意義
1:新たに撮影をし、その写真をお手元に置いていただく事により、家族の絆、仲間との絆、地域との絆を再確認していただけます。
2:被災された方々に「撮影」という非日常の中に身を置いていただくことにより、自己と現在、そして将来を見つめ直す機会を持っていただき、さらに気持ちをリフレッシュしていただけることが期待できます。
3:お撮りした写真をアーカイブ化し、後年写真展を開催することで、そこから見えてくるもの(推測の域を出ませんが、精神性や民族性)を探り、後世に残し伝えることができます。

◎ 本プロジェクトの被写体と撮影場所
1:東日本大震災にて被災された方であればどなたでも撮影させていただきます。ただし、東日本沿岸被災地域の避難所および仮設住宅地等での撮影を基本とします。
2:参加者はあくまでも希望者のみとします。
3:個人でも、ご家族でも、グループでも、撮影単位は問いません。
4:撮影場所は、該当自治会のご理解とご協力をいただき、避難所内、仮設住宅等での公共スペースにて撮影セットを組み、ライティングをして撮影を行います。

◎ 本プロジェクトの運営方法またその特徴
1:各企業様からのご協賛とボランティアによる運営を基本としています。
2:Webを活用して、個人支援者からの小額募金による全国規模の動員活動とし、個人支援者は募金の使途を実感できさらに、支援対象地域に対し親近感を抱き、長期的な支援に繋がる可能性が期待できます。
3:撮影した写真は、顔料インクプリンターにて出力後、額装して被災された方々にお渡しします。
4:写真の額装作業は、非被災地の小中学校および高校の学級/学校単位でのボランティア作業をお願いしています。加えて、額装作業をして下さった生徒達からの「応援メッセージ」も同封していただいております。(多くの人の手が加わることにより、被災された方々により多くの想いを届けることができます。更に学生の皆さんには、改めてこの度の大震災ならびにその被害の実情を、当事者意識を持って再考してもらえる機会になることが期待できます。)

◎ 本プロジェクトにおける撮影実働組織編成
1:当実行委員会にて選出したカメラマンを、ボランティアもしくはそれに準じる形で手配し撮影にあたっています。
2:同様にヘアメイクも撮影チームに加え、カメラマンとペアで動いています。
3:Webサイト等を通して本プロジェクトの趣旨に賛同し、協力申し出のあった写真家およびヘアメイク(場合によっては多方面のアーティスト)は、随時メンバーとして迎え入れ、活動を共にしていく予定です。